日本ではまだまだ知名度が低いレインボーマウンテン。ペルーといえばマチュピチュ遺跡が有名ですが、レインボーマウンテンも死ぬまでに行きたいの絶景の1つだと断言できます。
ペルーに行くなら絶対にいってほしいスポット。
今日は、私が参加した絶景ツアーの様子をご紹介します!
レインボーマウンテンへの行き方
レインボーマウンテンへはクスコからツアーに参加するのが一般的です。
今回私たちは、クスコの空港に降り立った時に見つけたツアー会社で申し込みをしました。ツアー内容は送迎とお昼ごはん、ガイドが含まれて30ドル。
クスコ市内にもいくつものツアー会社があり、そちらで予約することができるので焦らなくて大丈夫。ツアー内容もそこまで大きくは変わらないので、クスコについてから早めに予約しておくといいと思います。
朝のお迎え
ツアーの出発は早朝。
4:00amに起き、4:30amにホテルにお迎えが来ました。
「眠すぎて死ぬぅ〜!(笑)」
なんとか起きて、ぼーっとした頭で身支度をしました。
泊まっていたクスコの宿が素晴らしすぎて、なんと朝ごはんのお弁当を持たせてくれました。
出発時間を伝えていただけなのに、もう感激!!この宿本当におすすめしたい。(後で紹介します。)
今回登るレインボーマウンテンは標高5000m超え。コカ茶は絶対に忘れられません。高山病が心配すぎたので、コカ茶を水筒に入れてちまちま飲んで命をつないでいました。(笑)
バスに乗ると観光客っぽい人がいなくて(もちろんみんな観光客だけど。)、聞いてみるとみんなペルー人とチリ人ばかり。ツアーの説明も全部スペイン語。
もちろん英語での説明もしてくれていましたが、私たち2人のためだけだったのでなんだか申し訳ない。私も友達もスペイン語がだいたいわかったので「スペイン語だけでOK」とガイドさんの手間を省くことにしました。
南米を旅していて思ったのですが、この辺を旅してる外国人はほとんどスペイン語をしゃべれるような気がします。アジア人をのぞいて、みんなスペイン語をたくみに使って現地の人と会話していました。スペイン語をしゃべれるからこそ南米を旅先として選ぶというのもあると思うけど...なんだか負けてられない!って勝手にライバル意識(笑)
バスに乗って4時間ほどすると小屋に到着。そこでトレッキング前の説明を受けます。
「めっちゃ寒くて凍えるよ。防寒たくさんしないと死ぬよ。」って脅されたので、帽子を15solで購入。それ事前に言っといてよ〜〜〜って感じでしたが、帽子についたCuscoっていう文字が可愛いかったので許しました♡
山の入り口に到着!
またバスに乗ってしばらくすると、山の入り口に到着。
入り口ですでに標高4000mを超えていました。やばすぎる。
そこから歩いて5000m超えるところまで登るのですが、どう考えても絶対にキツイので最初から馬に乗ることに。
馬は片道20ドル。solでもドルでも支払いが可能でした。
ここからは、頂上まで行きも帰りも自由行動で、山に着いた時に点呼で確認されるくらい。自由行動といいつつも近くにガイドさんがおり、何か困った時は助けてくれるので安心です。
いざ頂上へ向けて出発!
馬に乗ってパカパカと歩き始めたわけですが、馬専用の道が前日の雨でぐっちゃぐちゃ。しかもすぐ横は断崖絶壁で、めっちゃ恐怖でした。
以前、モロッコを旅した時にラクダから落ちたことがあるのですが(笑)、まだモロッコのラクダの方がマシだわって思いました。落ちても砂の上だし(笑)
本当に景色を楽しむ余裕がないくらい怖かったけど、さすがにずっと乗ってると段々と馬の安定感を信用できるようになってきました。
前も後ろも見渡す限り広大なアンデス山脈が連なっていて、空気も新鮮で、こんなに美しい自然は今まで見たことがない!
南米って自然がほんっとうに美しくて絶景がいくつもあって、しかもそこにインカ帝国の歴史が詰まってると思うと、言葉に表せないほどの感動があります。絶対に死ぬまでに旅するべき。大地のオーラが違うの。全然。
どんどん進んでいくと、自然の給水所が。お馬さんたちもお水を飲んで一息つきます。
最後は余裕の笑み。
1時間くらいだったかな?横の道を歩く人たちはヘロッヘロになっていましたが、私たちは馬に乗って優越感を味わいました。(笑)
頂上へ
馬は頂上まではいけないようで、最後の最後で降ろされました。頂上までの数百メートルはみんな歩いて登らなければなりません。
「ゴールは見えてるし余裕!」と思ったけど、ほんの数メートル歩くだけで息切れに。これはやばい...!
ちょっとずつしか進めなくて、かなりしんどかった〜!
そういえば、ツアーの前にガイドさんに寒い寒いって脅されて帽子を買いましたが、言うほど寒くないことに気がついてしまった私。
全然嘘やん!騙された!(笑)
そうやって商売してるんだな〜と南米の人々の生きるすべを学びました。
息を切らしながらも一歩一歩登り続けること数十分。目の前に綺麗な景色が...!
そしてついに、頂上にとうちゃーく!ジャジャーーーン!
感動!!!名前の通り本当にRainbowでした。
ミネラルによってカラフルになっているらしく、まわりに落ちている石も色がそれぞれ違いました。あっちもこっちもどこを見ても絶景しかない。
頂上での滞在時間はMAX30分と言われました。それよりも長く滞在すると高山病になってしまうんだとか。
そんなに歩いてなかったけど、やっぱりかなり疲れていたので、持ってきたコカ茶を飲んで休憩。温かいコカ茶が最高に身にしみる〜。
頂上からの景色は本当に綺麗で、なんかもう...南米大好き!!!
山の上にはアルパカさんもいて、むしゃむしゃ葉っぱを食べてて可愛いさを見せつけられました。写真を撮るのにチップを要求されるけど、ここはせっかくだからたくさん写真を。
友達と絶景に酔いしれて写真を撮っていると、南米のおばちゃんに声をかけられました。よくよく話を聞くと日系3世のペルー人!アジア人顔の私たちを見て日本人かな〜と思って声をかけてくれたようです。こんな地球の裏側に日本人が移住して働いていたなんて。しかも3世という割と近い歴史。こんなに簡単に出会えちゃうのか、となんだかとても驚きました。
南米を旅しているとふとした瞬間に歴史を垣間見れて、やっぱり旅をすることの素晴らしさってこういうところにあるな、と改めて思います。
普段出会うことのない人との出会い。いろんな人の人生が交差する瞬間。
そして世界がどんどん身近になってくる。自分の見識も広がる。
旅って本当に魅力がいっぱい!!!
帰り道
帰りは下りだったので歩いて帰ることに。景色を楽しみながらのハイキングはとっても気持ちよかったです。
しんどさもあまりなくて、動物たちを見ながら最っ高に楽しい時間を過ごせました。
いたるところでアルパカが走り回ってるの!これが日常っておもしろすぎません?笑
民族衣装を来た子どもたちもそこらへんで遊んでいます。
この子たちの住んでる世界と私たちが育った日本が違いすぎて、世界には本当にいろんな人生があるんだな〜ってしみじみと感じた瞬間でした。
ツアーのゴールはお昼ごはん。自分で好きなものを選んでお皿に盛るビュッフェ形式で、日本人の口に合う美味しい食べ物がたくさんでした。
たくさん歩いたあとのお昼ごはんは塩分が体にしみ渡りましたとさ。
登ってみて
朝からアクティブに動いたレンボーマウンテンのツアー。
アンデスの大自然と可愛い動物たち、歴史を感じる人や文化との出会い。ペルーの魅力を存分に味わえる、感動でいっぱいの1日となりました。
まだまだ知られていない魅力を持つレインボーマウンテンですが、ペルーを旅する人は絶対におすすめです!!こんなに楽しいことはありません!!!
体力勝負の南米旅行。これからの人生でもっとも若い今、旅にでてみてはいかがでしょうか?(歩いて登るのもいいかも!?)
以上、レインボーマウンテンの旅日記でした〜!
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